1月1日 元旦〔始まりは静かに〕
年明け、1年の最初の日です。近年ではコンビ二などは変わらずに営業していて、正月気分やその情緒は薄れてきたとはいわれますが、昨日まではさまざまな音が満ちていた街にも、一転して音のない静けさが。やはり元日は特別な日。静かな中に清新な気分がみなぎります。
View Article1月2日〔初、いろいろ〕
元日は家事も行事も休み。よって、「初荷」「初商(はつあきない)」「初湯」「掃初(はきぞめ)」などは2日に行われます。商店には福袋を求める長い行列が。また、一般には2日の夜の夢が「初夢」です。< 初夢に故郷を見て涙哉>小林一茶
View Article1月3日〔三が日〕
元日、二日、三日の総称です。この三日間は毎朝屠蘇、雑煮を祝い、年賀を交換し、賀客には年酒をすすめます。正月気分の色濃い三日間。しかし、ご馳走続きで3日頃には茶漬や雑炊、サンドウィッチ、漬物、果物などの日常食が恋しくなります。< 三ヶ日雪の白さにつかれけり>倉田素商
View Article1月4日〔仕事始め〕
カレンダー通りでいくと、今日が新年の仕事始め。トップの挨拶、年頭所感が述べられます。しかし、平成25年の今日は金曜日。この日を休みとして長い休暇を楽しみ仕事始めは週明けの7日という人も、今年は多いことでしょう。
View Article1月5日 小寒〔そろそろ本調子〕
いわゆる「寒の入」。この日から節分までが「寒の内」で、1年で寒さがもっとも厳しい時期です。初候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」。7日にはビタミン豊富なセリも入る七草粥を食べて、今年も元気に働き出しましょう。
View Article1月6日〔古の北国〕
< 凡(およそ)天より形を為して下す物、雨、雪、霰、霙、雹なり。露は地気の粒珠する所、霜は地質の凝結する所、冷気の強弱により其形を異にするのみ>。江戸後期、越後国魚沼郡塩沢で縮の仲買と質屋を経営していた随筆家・鈴木牧之が著した『北越雪譜』は、雪国の生活を活写した当時のベストセラー。現在も出版されています。
View Article1月7日〔七草〕
春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。いくつかは道端でよく見られる雑草ですが、この寒い時期に探すのは困難です。よって、七草の若菜は街のスーパーで。正月のごちそうで弱った胃腸には、春菊、ほうれん草、レタス、セロリ、ねぎなども効果あり。わが家風の七草粥を作って、体の調子を整えましょう。
View Article1月8日〔松納(まつおさめ)〕
門松や松かざりを外すこと。東京では6日の夕方、京阪地方では14日の夕方に行うとされています。飾りを外すことで正月気分を返上し、生活リズムを日常に戻すのです。
View Article1月9日〔冷たく、温かく〕
「寒の水」とは寒中の頃の冷たい清水のこと。凍るような冷たさで雑菌が少なく、腐りにくいため、酒や醤油、味噌などを仕込むのによいとされます。とくに寒の入りから9日目の水は「寒九の水」と呼ばれ、飲めば薬にもなるとか。
View Article1月10日〔春は地から〕
小寒の次候は「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」。水泉とは、湧き出る泉のこと。寒さの厳しい時期ですが、地中では地上に先駆けて凍った水が融けて動き、春への歩みがじわりと始まっています。
View Article1月11日〔鏡開き〕
正月に神や仏に供えた鏡餅を下げ、すまし汁やお汁粉にして食べます。鏡開きのお餅は、刃物を使わず、手または槌で割って「開く」のが作法。正月気分ともいよいよお別れです。
View Article1月12日〔食べて寒さを〕
「寒八の油揚、寒九のとろろ」というように、昔の人は寒に入って8、9日目に滋養の多いものを食べて、厳しい寒さを乗り切りました。トロロイモの主成分はデンプンですが、高血圧などの生活習慣病予防に役立つカリウム、スタミナ強化に効果的なビタミンB1、若返りに効くとされるビタミンE、整腸作用のある食物繊維など、実に滋養豊富です。
View Article1月13日〔ワカメ成長中〕
磯の春は、陸よりひと足早く訪れます。この時期、ワカメは寒中の海ですくすくと伸び、2月に入ると鳴門ワカメ、3月には三陸ワカメの採取期を迎えます。まだ少し気が早いですが、春を先取りしたいなら、ぜひ取れたてのやわらかなワカメを。2月頃から店頭に並び始めます。
View Article1月14日〔天然氷〕
寒の内の厳しい冷え込みを利用し、埼玉県秩父の長瀞や栃木県の日光などでは、沢の水をプールのような場所に引き込んで溜め、天然氷が作られています。夏にはカキ氷となって人の口に入るだけに、不純物が入り込まないよう、落ち葉やゴミの掃除が秋から毎日、丁寧に続けられるのです。
View Article1月15日〔春を占う〕
今日からは小寒の末候「雉始鳴(きじはじめてなく)」。日本の国鳥・キジの声が聞けるのは、実際にはもう少し先のようです。また、今日は小正月。正月の望の日(満月の日)で、餅花や繭玉などを飾って豊作を祈願します。『土佐日記』や『枕草子』にはこの日に小豆粥を食べたとあり、現在もその風習の残る地域が。
View Article1月16日〔年賀状を整理〕
小正月も過ぎたので、そろそろ正月に送られてきた年賀状の整理をしましょう。兄弟親戚などの身内、知人や友人、職場の同僚や上司、後輩、趣味や勉強会の友人などで分類して整理しておくとよいでしょう。転居した方、結婚等で苗字が変わった人は、次の年に間違うことのないよう、アドレスブックに反映させて。
View Article1月17日〔湿度も大事〕
寒さというと温度を気にしがちですが、空気が乾燥すると寒さはより強く感じられます。これは、汗が蒸発するとき体から熱を奪うため。気温20度のとき、湿度が20パーセント下がると体感温度は約1度下がり、逆に湿度を上げれば暖かく感じます。暖房の際は濡れタオルを干したり、加湿器を使用するとよいでしょう
View Article1月18日〔冬日/真冬日〕
「冬日」は最低気温が0度未満の日。それに対して「真冬日」とは、最高気温が0度未満の日をいいます。ともに気象用語で、寒さの指標、統計、また、天気予報で気象キャスターがその日の寒さを解説するのに使ったりします。なお、東京の冬日の平年値は5.8日。最近10年では、冬日がなかった年が3年もありました。
View Article第10回 齋藤 圭祐 学生、ミュージシャン
「Magazine for City boys」をスローガンとしてリニューアルをしたPOPEYE。このブログでは“どこかにいるはず”のシティボーイ“を捜索。彼らの地元「ホームタウン」を巡りながらそれぞれの“シティボーイらしさ”をリサーチしていきます。...
View ArticleMIDNIGHT SWIMMER | 01
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