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8月30日〔コスモス〕

「秋桜」とも書くコスモスはメキシコ原産。風雨には弱く倒れやすいものの、倒れたところからまた根を生じて伸びてゆく力も持っています。花色は淡紅色がもっとも多いですが、深紅色や白も。国道254号線の長野県佐久市周辺はコスモスの名所として知られ、「コスモス街道」の別名でも知られます。花言葉は「乙女の愛情」「乙女の真心」。

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8月31日〔二百十日〕

立春から数えて二百十日めのこと。大風が吹きやすいなど、昔から農家の厄日とされてきました。五代将軍綱吉の頃、幕府天文暦方の渋川春海(映画化もされた小説『天地明察』の主人公)が9月1日に釣りに行き、漁師から教えられて貞享暦に載せたのが始まりといわれています。

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9月1日〔防災の日〕

1923(大正12)年9月1日、関東地方で発生したマグニチュード7.9の巨大地震。この関東大震災における惨事を教訓に国民の防災意識を高めようと、1960(昭和35)年に政府が制定しました。震災の発生に備えて自助、共助、公助の役割分担をあらためて確認し、家庭での対策、備蓄品のチェックを怠りなく。

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9月2日〔実りの予感〕

処暑の末項は「禾乃登(こくものすなわちみのる)」。禾(こくもの)は稲を指し、穂に米粒が実り始める頃です。大雨による浸水被害も多かったこの夏、秋の落ち着いた気候と豊かな実りが待たれます。

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9月3日〔9月の美味〕

果樹ではナシが出回り始めます。幸水は千葉県産のものが多いですが、神奈川県小田原市産の足柄ナシも美味。鳥取の二十世紀ナシも、不動の人気を誇ります。また、海の幸としては、素人でも釣りやすいはぜが豊漁に。天ぷら、から揚げを肴にすれば、晩酌も進みます。

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9月4日〔秋の雲〕

夏の積雲、積乱雲は影をひそめ、そろそろ空には秋の雲が。高い所に出る、刷毛ではいたような「巻雲」。薄いベールのような「巻層雲」。さざ波雲、いわし雲などと呼ばれる「巻積雲」。羊が群れて牧舎へ向かうようにも見える「羊雲(高積雲)」などなど。空はつい、空を見上げてしまいます。<いわし雲大いなる瀬をさかのぼる>飯田蛇笏

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9月5日〔朝の冷気〕

9月に入ってからその年の最高気温が出ることもありますが、残暑もそろそろ峠越え。草むらから聴こえる虫の音が次第に大きくなると、しだいに冷気が流れ込み、明け方にはさらに気温が下がることもあります。寝具の調整など、体調管理には気をつけて。

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9月6日〔広重の日本〕

安政5年9月6日(現行暦1858年10月12日)は、『東海道五十三次』『名所江戸百景』などの名作を残した江戸時代の浮世絵師・歌川広重が没した日。その辞世は<東路へ筆をのこして旅のそら西の御国の名ところを見む>。これからは西方浄土の名所を見て廻りたいとは、いかにも風景画人らしい歌です。

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9月7日 白露〔夏服を脱ぐ頃〕

初候は「草露白(くさのつゆしろし)」。野の草に露が宿り、秋の趣がひとしお感じられる時期になりました。そろそろ夏服をしまって、秋のワードローブを準備しましょう。<白露も夢もこの世もまぼろしもたとへていへば久しかりけり>は、後拾遺和歌集に収められた和泉式部の歌。

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9月8日〔9月の巨大台風〕

1934(昭和9)年の室戸台風、1945(昭和20)年の枕崎台風、1959(昭和34)年の伊勢台風は「昭和の三大台風」と呼ばれます。また、青森のリンゴ農家に大打撃を与えたことから「りんご台風」と呼ばれた1991(平成3)年の台風19号も、特筆すべき台風で。これらは皆、9月に日本に上陸しているのです。

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9月9日〔備えあれば憂いなし〕

9(きゅう)と9(きゅう)で「救急の日」。この日を含む1週間を救急医療週間として、全国各地で応急手当やAED(自動体外式除細動器)の使い方などの講習会が催されます。ちなみに、火事と救急は119番。あらためて覚えておきましょう。

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9月10日〔二百二十日〕

二百二十日は雑節のひとつ。立春から220日めを指します。二百十日とともに、農家では天候が崩れやすい厄日とされてきました。1965(昭和40)年の今日には、台風23号の進路にあたる高知県の室戸岬で日本の最大風速の記録である毎秒69.8メートルを観測しています。

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9月11日〔秋の七草〕

<秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七種の花>(山上憶良、万葉集所収)とあるのは、萩、尾花(すすき)、葛、撫子、女郎花、藤袴、朝貌(あさがお=桔梗)の秋の七草。春の七草は食べることができますが、秋の七草は愛でる花々です。

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9月12日〔セキレイ〕

白露の次候は「鶺鴒鳴(せきれいなく)」。スズメ目セキレイ科の鳥で、チチチチチ、という甲高い鳴き声が特徴です。セグロセキレイ、キセキレイ、ハクセキレイの3種があり、別名は「庭たたき」。せわしなく尾を上下に振る姿からついた名といわれます。

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9月13日〔秋の長雨〕

秋雨(あきさめ)は、9月中旬から10月上旬にかけて降る長雨のこと。年によって差があり、8月下旬や9月上旬に降り続くこともあります。別名「秋霖」(しゅうりん)「ススキ雨」。気温が上がらず冷えびえとして、日中でも火の気がほしいと感じたりします。

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9月14日〔台風による水害〕

カスリーン台風は、1947(昭和22)年9月に発生し、日本に接近した台風。強風被害は少なかったものの、付近に停滞していた前線を活発化させ、関東と東北に大雨をもたらしました。利根川と荒川の堤防が決壊し、埼玉県東部から東京にかけて多くの家屋が浸水。この大水害、浸水の記録は、首都防災の教訓のひとつとされています。

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9月15日〔蕎麦の花〕

蕎麦の花は夏にも秋にも見られますが、俳句の世界においては秋の花。初秋に白色か淡紅色の可憐な花を開きます。<蕎麦はまだ花でもてなす山路かな>松尾芭蕉

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9月16日〔鮭颪(さけおろし)〕

鮭が産卵のため川に遡ってくる頃に吹く、強い風のこと。東北地方での呼び名です。今は海で獲りますが、以前は川を溯上するときの鮭が獲られており、助川と呼ばれた茨城県の宮田川は<鮭を取るがために助川と名づく>という由来が『常陸風土記』に記されています。これは、鮭の大きいものを須介(すけ)と呼んでいた時代の名残です。

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9月17日〔去るもの、戻るもの〕

「玄鳥去(つばめさる)」は白露の末候。春先に飛来したツバメが日本での子育てを終え、そろそろ南の国へ渡っていきます。夏の陽射しが徐々に衰えはじめ、秋ならではの寂しさを感じる頃。<落日のなかを燕の帰るかな>与謝蕪村

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9月18日〔秋台風の特徴〕

秋には、日本付近の上空の西風がしだいに強くなります。このため台風が日本に近づくと、上空の強い西風に乗って速く進むようになります。明日は彼岸の入り。秋の台風は急に雨風が強まると認識し、早めの対策を心がけましょう。

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