20代終わりの頃の出来事。
北風吹く中、京都の街を歩いているとデートなのにも関わらず、どんどん不機嫌になった。口もききたくないし、笑顔にもなれない。
やっと心が開いたのは、宿に戻りお風呂に浸かって体がゆるみ、夕食を前にした頃。
初めて自分は冷え性だと自覚した。
それから冷え性とは十数年以上の付き合いになるというのに、お風呂に入るのが苦手だ。
嫌いではない。意を決して湯船に浸かれば「はぁ〜〜〜」と心底、気持ちいいと思う。ただただ、面倒なだけだ。シャワーなら15分もあれば済ませられるが、湯船に浸かると気持ちいいだけに、軽くマッサージしてみたり…と少なくとも45分はかかってしまう。たった30分の余裕がないのかと悲しくなってくるが、ずいぶん長い間、そういう生活から抜け出せずにいた。
しかし40歳を過ぎてから、「冷えは万病の元」だと体が実感するようになってきた。慢性の肩こり、頭痛はもちろん、婦人科系の病気も怖い。
冷え対策には、なにはともあれ「湯船に浸かって体を芯から温める」習慣をつけることだ。
そこで最近は「面倒くさい」を上回る気分になるために、バスソルトやアロマ入りなど入浴剤を活用している。最近のお気に入りは、簡単に温泉気分が楽しめる「温泉の素」シリーズ。
各地の温泉地の温泉分析値を基にブレンドしたもので、もちろん源泉ではないが、雰囲気は十分に楽しめる。
温泉の素.com
しかも、この温泉の素を使うようになってから、汗の出方が格段に上がったのだ。湯船に入って5分もすると、じわじわと腕まわりに汗がにじむようになり、10分を超えると頭のてっぺんから顔全体にかけて汗が噴き出してくる。
お風呂上がりのぽかぽかの肌に化粧水をたたくと、汗がたっぷり出たあとだからか、ぐんぐん浸透していく感じもする。特にいつものこの時期は、空気が乾燥して肌もかさつき気味なのに、朝もしっとりしていて、化粧のノリもいい。(※個人の感想です笑)
これは温泉効果かも!とさらにモチベーションがあがって、最近はすっかりお湯につかるのが楽しくなってきた。全国の温泉を制覇した頃には冷え性も改善されているといいな〜。