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MISSION 32 : 春のハッピーな気分をメイクに。どんな顔立ちでも、どんな肌色でも必ずトライできる、似合わせ方の秘訣は見逃せません!

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シャツ ¥22,050(ジェームス パース | ジェームス パース 青山店)/頭に巻いたスカーフ*TAKUさん私物

Text: Ryoko Kobayashi


スウィートでいて、ピリッと辛口。
相反する魅力をメイクで表現

望月さんに対する第一印象は、薄く透けるような肌や明るく抜けのある髪色からくる繊細さ。

「会った瞬間に、頬や目元が桜色に染まったような、春を感じるメイクが似合いそうだなと。そこで、頬に入れた赤みの延長にあるオレンジブラウン(1)を瞼に。睫毛の生え際からアイホールへふわっと広げ、ペールトーンに。リップメイクにはソフトなピーチカラー(2)を合わせて、やわらかいムードをつくりました」(UDAさん)

けれど、それだけでは、アンドロジナスな望月さんの雰囲気からは浮いてしまう。

「ショートヘアや、出逢ったときに着ていたシックな黒のオールインワンから、どこかにピリッとした要素を合わせるところが〝彼女らしさ〟のポイントに見えました。メイクでは、たとえば今回のようなアイラインがスパイシーな辛口の部分であり、自分で鏡を見たときに、心地よいバランスと感じてもらえそうな気がしました」(UDAさん)

ただしアイライナーの色は、シャープすぎる黒ではなく、ソフトな印象のブラウン(3)。マスカラもプラム色(4)を選び、赤という女性らしいトーンを残す。

「さらに、最後に加えたのが、左右の目尻と、左目の目頭だけに入れたグリーン(5)。位置や広げ方、大きさは、気分にフィットするように感覚的に入れ、肌に溶けるように指でなじませています」(UDAさん)

自分にアジャストする過程が大切

今回は、普通ならメイクのカテゴリーには入らない〝洗顔〟(2)も重要なステップに。

「メイクがシンプルなときほど素肌のピュアな質感が大切。洗顔すると肌がクリアになり、透明感が際立つので、唇のヴィヴィッドな感じがいっそう印象的に映ります」(UDAさん)


今月のミューズが生まれるまで

望月香里さん(ショップスタッフ)

2013. 2. 21 at Omotesando
(Photo: UDA)

出逢いは、
彼女が働く
ショップ近くの遊歩道。

「小動物のような愛らしさ。
そして、
ガーリーな好みだけど、
甘いだけじゃつまらない。
そう感じさせる
ショートヘアや
少し辛口な
コーディネートが、
今僕が惹かれている
女の子像そのものでした」

─UDAさん



メイクアップ: UDAさん

メイクアップアーティスト。緻密な理論に基づいた独自の手法で、本誌をはじめとしたファッション・ビューティページなどで多岐にわたり活躍中。本企画では街でのモデルハントからディレクションまでを手がける。「こんな感じがしっくりいく。そんな自分だけの心地よさをメイクで見つけてください」

今月は、UDAさんならではのメイク理論が満載の特集ページ「発表!美人メイクの新法則」もあります。
本誌P.269~をぜひチェックして。

淡いトーンの瞼の色に合わせて選んだ、ピスタチオグリーン。「最終的に両目の目尻に入れましたが、片方だけのアシメトリーにしてもいいと思う。そこは、そのときの気分と自分の感覚で調整を」(UDAさん)


 


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