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MISSION 13: ウォーム&クールの融合で、新たな発見を。

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ワンピース ¥56,700(カレン ウォーカー ラナウェイ | Diptrics)/トップス ¥31,500(ミリアム・オカリス | スープ オブ ハート)/ニット帽 ¥6,825(CA4LA | CA4LAショールーム)/ストール ¥16,800(フィル・ダレニエ/エフ・ディー パー フィル・ダレニエ | アッシュ・ペー・フランス)/リング ¥22,050(シャフカ | K369 ATELIER&GALLERY)

Text: Ryoko Kobayashi

メーキングムービーあり!


ウォームとクールが共存した
新・ナチュラルメイク

多摩美術大学・彫刻学科に籍を置く藤田さん。自分ではメイク道具を買ったことがなく、たまに友達にメイクしてもらう程度。メーキャップに興味がないわけではないけれど、普段は素顔でいることがほとんど。

「そんな彼女と一緒につくりたかったのは、新しいナチュラルメイク。温かさを感じる素朴さと、その対極にある都会的なクールさは、比重こそ違うけれど、誰もが持ち合わせている要素。藤田さんの場合は、全体的にプリミティブなムードだけど、キリッとした目元にはシャープさが。その両方をメイクで引き立ててミックスすることで、フレッシュな表情が出来上がります」(UDAさん)

〝ウォーム感〟はまずベースメイクに。チークで血色を出すのではなく、ピンクのコントロールカラー(3)で、まさに血が通っているかのような肌色をつくり、必要なところのみにファンデーションを。目の下の涙袋には、同じく温かみのあるピンクパールのアイシャドウ(5)を塗った上から、〝クール〟なラメ(4)をまぶした。

「このラメは、きっちり塗るのではなくラフに。夜明けまで遊んだ日、メイクが崩れてしまったかのようなイメージで、指先でランダムにつけていきます」(UDAさん)

アイブロウは、もともとの眉の形に沿ってブラウンのペンシルで整えた後、仕上げにブラシで赤のパウダー(2)をさっと全体にかける。暖色を調和させつつ、肌との違和感をつくり、目に留まるポイントにした。そして、指先に、メタリックな光沢感のネイル(1)を塗って完成。

両極のミックスが今の気分

あどけなさの中に、すっと大人びた表情を覗かせた藤田さん。

「彼女のように、自分がもっているテイストとは逆のアクセントをポンッと入れてみるメイクが今、新鮮に映ります。都会的な格好よさやリラックスした雰囲気、それぞれを突き詰めるだけでは見えてこない発見があるはずです」(UDAさん)


今月のミューズが生まれるまで

藤田ありささん(学生)

2011.11.4 at Hachioji
(Photo: UDA)

「化粧っ気のなさや
声をかけたときの
驚いた様子。

見た目だけでなく
その人柄からも
プリミティブな印象を
受けました。

でも、
奥二重の目元には
どこかシャープな空気も。

その真逆のバランスが
今ピンとくる
女性像にマッチした」

─UDAさん



メイクアップ: UDAさん

本誌ファッションページをはじめ、広告やショーなどでも活躍するメイクアップアーティスト。女優やアーティストはもちろん、クリエイターからのご指名も多い。外資コスメブランド所属時代から、これまでメイクした女性は3万人以上。その人をフレッシュに輝かせるセンス&テクニックに定評あり。

目元にまぶしたラメの光感に合わせて、ネイルはメタリックな質感をセレクト。

都会的なムードが漂う表情に変えたのが、アイブロウメイク。ブラウントーンのベースに、赤のパウダーを重ねて仕上げた。



Photography&Edit:Shunya Arai&Geiko
JASRAC許諾番号:9012920001Y45038

 

 


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