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Channel: ブログ | マガジンワールド - ブログ天国
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MISSION 6: 派手でも、フェロモン系でもない、エッジの効いた仕上がりに!

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スパンコールのワンピース ¥278,250、リブタートルニット ¥47,250(共にスポーツマックス | マックスマーラ ジャパン)/襟元につけた羽のヘッドドレス ¥7,245(Vini vini)/ネックレス、ピアス*本人私物

メーキングムービーあり!


飾り立てるのがフルメイクじゃない。
その人の個性で変えられる

「フルメイクというと、ゴージャス、セクシーという仕上がりを想像しますよね。でも、akasakaさんのように、ストリートっぽいセンスを漂わせた人は別。影のある目元の色っぽさが際立つはず」とUDAさんは言う。

そんな彼女には「モーヴ系のアンニュイなブラウントーン」という構想のもと、メイクは始まった。下地とファンデを重ねて丹念に作ったセミマットのベースに、オレンジのチークを肌から湧き上がるように広く入れる。そのうえで、パープルニュアンスのブラウン(5)をアイホールに広げ、目のキワから目を開けたときに見える位置に同系のダークなブラウン(1)を重ねてグラデーションを。

「今回は下まぶたにもアイシャドウを入れます。目の幅いっぱいにのせ、その重たさでダークサイドな目元に」(UDAさん)

さらに上下の目のキワにアイライン(2)を引き、睫毛には黒のマスカラ(3)を。そして、ブルーベリートーンのリップまで進んで、手が止まった。

「目元、いや、口元が重すぎる? 初めはそう思ったけれど、チークを手で隠してみたら、すとんときた。ここで、チーク、ベースまで取り去りました」(UDAさん)

ほぼアイメイクだけを残した状態で、リップメイクの再調整に。

「普段はリップメイク一点主義という彼女が最近つけている黄味のあるリップカラー(4)をのせたら、素顔のときのストリート感が出てきた。好きな色やテイストをどこかに入れることが、新しいメイクを違和感なくしっくりなじませるひとつの方法です」(UDAさん)

 
オフすべきところを見つけて

インパクトのある色や深みのあるメイクをすると、派手になりすぎるという悩みには…。

「削ぐべきポイントを見つけることも大切。いったん思い描いた通りにメイクを進めて、プラスの方向へ振り切ってしまうと、どこが要らないかが見えてきます。余裕があるときに、一度試してみて、自分にしっくりくるバランスを知っておいて」(UDAさん)


今月のミューズが生まれるまで

sayo akasakaさん(アーティスト)

2011. 8. 1 at Omotesando
(Photo: UDA)

「金髪のベリーショート。
どこか
物憂げだけど鋭い
その眼差しが
格好よさだけではない
色っぽさを
漂わせている。

すっぴんでも
スタイルを感じさせる
彼女だから、
フルメイクが
洗練されて
見えると思った」

─UDAさん



メイクアップ: UDAさん

本誌ファッションページをはじめ、広告やショーなどでも活躍するメイクアップアーティスト。女優やアーティストはもちろん、クリエイターからのご指名も多い。外資コスメブランド所属時代から、これまでメイクした女性は3万人以上。その人をフレッシュに輝かせるセンス&テクニックに定評あり。

ヘアはもともとのくせを生かして。

今回の肝となったリップメイクはakasakaさんの好みを聞きながら、色や濃淡を何度も模索。ぴたりと決まった瞬間、メイク全体が締まり、彼女の存在感が際立った。



Photography&Edit:Shunya Arai&Geiko
JASRAC許諾番号:9012920001Y45038

 


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