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MISSION 5: 「ボーイッシュ」という新たな選択肢を学ぼう。

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スタジャン ¥52,500(ファクトタム×ビューティ&ユース)、ショルダーバッグ ¥35,700(イポライト | 共にビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷キャットストリートウィメンズストア)

メーキングムービーあり!


余計な色を削ぎ落としたボーイッシュメイク

「誰かに見せるためではなく、好きなテイストを気持ちのままに取り入れたメイクやファッションが今新鮮に映ります。たとえば、スタジャンをラフに羽織ったスタイルに似合うような、潔さを感じるボーイッシュなメイクが気分です」(UDAさん)

顔立ちや髪形に女性的な雰囲気がある飯浜さんの場合、〝女の気配〟を消すことがひとつの方法。それをメイクで表現したのが、カラーレスだ。
「女の子っぽさを作りだすひとつは血色感。その赤みを抜くと男の子っぽさが出てきます。飯浜さんのメイクに色を使ったのは、チークのみ。薄いピーチカラーにモーヴ(4)を混ぜて、肌をクリアにしつつ血色を足しています。入れ方も、カーブをつけず、頬の高い位置からフェイスラインに向かってスッキリ縦方向に。唇にはリップカラーを使っていません。コンシーラー(2)を指先でトントンとなじませ、唇の色をフラットに」(UDAさん)

 アイブロウは、髪色に合わせたトーンのパウダー(5)を。もとの眉の形をなぞるようにしてのせ、足りないところをペンシルで描く。そして、キリッと跳ね上げたアイラインは、飯浜さんとUDAさんの合作。

「初めて会ったとき、自分で引いていたアイラインが似合っていたので、彼女らしさを生かしました。いつもは目のフレーム通りという目尻は、少し跳ね上げて。先に終着点を決め、ペンシル(3)で印をつけてしまうと簡単。いったんラインを描いたら、その後で睫毛の隙間を埋めて……」

という、UDAさんのレクチャーで仕上げた目元に、「おー! できた! これなら一人でもできそう」と、飯浜さん。最後に下睫毛のキワにもラインを引き、カールアップさせた睫毛にマスカラ(1)を塗って完成させた。

 
〝塗らないこと〟にもチャレンジを

「いろんな色やアイテムを重ねることだけがメイクではないんです。ときには、色をなくす、いつものアイテムを使わない、という選択をしてみると、幅が広がるはず」(UDAさん)


今月のミューズが生まれるまで

飯浜香佳さん(鍼灸師)

2011. 7. 4 at Ginza
(Photo: UDA)

「大人っぽい長い髪や
すっとした輪郭、
あどけない
まあるい目元や唇。

女性的な容姿だけど、
洋服はパンツルックで
カッコいい。

ふと見え隠れする
ボーイッシュな面に
かえって女性らしさを
感じます」

─UDAさん



メイクアップ: UDAさん

本誌ファッションページをはじめ、さまざまな媒体で活躍するメイクアップアーティスト。女優やアーティストはもちろん、クリエイターからのご指名も多い。外資コスメブランド所属時代から、これまでメイクした女性は3万人以上。その人をフレッシュに輝かせるセンス&テクニックに定評あり。

今回アイラインは、まずセルフでトライ。目尻の位置や鏡に対して顔を正面にするなどのアドバイスに沿って飯浜さんが描き、UDAさんが微調整して仕上げた。

撮影前のメイクは、UDAさんのアトリエで。



Photography&Edit:Shunya Arai&Geiko
JASRAC許諾番号:9012920001Y45038

 


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