快調に飛ばしたレース終盤。
掻いた汗の量も半端じゃない。
ランニングタイツにうっすら塩が浮いたり、帽子の縁が白くなったり……。
こんな時に脱水症とともに気を付けたいのが、ふくらはぎの痙攣(けいれん)。「こむら返り」とか「ツッタ」の状態です。
気温が急に高くなった大会では、レース後半、ふくらはぎや太ももを押さえる、ちょっと壮絶な光景に出合います……。
ふくらはぎや太ももに、真っ直ぐの棒を入れられたように、動けない……。
原因は、発汗による体内のミネラル不足、過度に使われた筋肉の疲労にあると言われています。本来の筋肉のリズミカルな伸び縮みが狂い、伸びるべき筋肉まで縮んだ状態になって発生するのです。
対策は、小まめにエイドステーションでスポーツドリンクを飲んだり、ミネラル入りのアメを食べるコト。さらに、ふくらはぎや太もものストレッチをしておきます。
それでもツッテしまったら……。ふくらはぎのなら、足の親指を引っ張るように、ふくらはぎを伸ばします。他の筋肉の場合も、その筋肉をストレッチして伸ばします。
レース中だけでなく、帰りのクルマの中や、夜寝ている時になったりもします。
レース後のストレッチ、お忘れなく!
(次号に続く)
※次回は、「残り2km」です!
このコーナーを応援するのはtokyogirlsrun.com/TOKYO GIRLS RUN (TGR)は、「東京ガールズコレクション」出演モデルをメンバーに迎えた、女性のランニングカルチャーをリードするランニングチームです。