クロワッサン編集部は、印刷所の休みにあわせて夏期休暇をいただきました。
せっかくの休みは、べたに夏っぽいことがしたい。アイスが食べたい。花火を見たい。祭りに行きたい。型抜きで損したい。人が多くて不機嫌になりたい・・・
そんな私の「夏欲」をめいっぱい満たしてくれる場所はどこだろう。
そうだ。それはハワイだ。夏といえばハワイ。人生初のハワイだ。ハワイに行こう。
そうして、私はハワイに旅立ちました。
飛行機に乗ること約7時間。ハワイの地を踏みしめ、押し寄せる開放感。
青い空、穏やかな風、からっとした日ざし、なんて素敵なんだ。遊んでいいんだ。わーい!
滞在したのはワイキキのコンドミニアム。さっそくスーパーで材料を買いこみ、キッチンでパンケーキを焼いて喜ぶ私。
不思議なバナナのフレーバーがついていました。
ゆったりした部屋には、でかいベッドが、どかんどかんと惜しげもなく置いてあります。
旅行の1泊目はいつだって一睡もできない、「(n−1)泊症候群」を抱える身としては、ハワイのベッドでの寝付きの良さは、まさに夢のようでした。
あまりに寝心地がいいので、夜は11時から朝は10時まで、がっつり眠ることに。
(何しにハワイにきたの?と文句言いたげな友人を尻目に。)
起きたあとは1日の遅れを取り戻すべく、ハワイ的な何かを探してうろつきます。
弊社から発売の雑誌・Hanakoのハワイ特集(No.1066)もちゃんと持っていきましたよ。
カイルアのカフェ、チャドルーズでは誌面と同じトーストを注文。
見た目から想像するより、甘さはずっと控えめです。白いクリームもヨーグルトベースなのでさっぱりしています。揚げ物が続いた舌には嬉しい味。ただ、バナナとクリームの下にはアーモンドペーストがこっそりたっぷり塗ってあるので、お腹はいっぱいになります。
ダイヤモンドヘッドのふもとではシェイブアイスを。ストロベリーとマンゴーと、青はなんだったか忘れましたが3色にしてもらいました。
シロップはほんのりココナッツ(?)風味でコクがあります。これはこれでおいしいけど、日本のぼやっとした味のかき氷が好きだなあ。
ところで、我々一行はハワイで惰眠をむさぼり、おやつを食べていただけではありません。
ハワイといえば、世界の名だたる天体観測所が集まる場所。以前、取材で宇宙物理学者の佐藤勝彦さんにお会いしてから、どれだけ星がきれいに見えるものなのかと、いつかハワイの山に登ってみたいと思っていたのです。このチャンスを逃すわけにはいきません。
すばる望遠鏡のあるマウナケアに行ければよかったのですが、今回は諸事情によりマウイ島のハレアカラに登ることに。
マウイ島へと向かう前の空港では派手なアイスを食べて英気を養います。
飛ばされること数十分。マウイ島に着陸し、車でハレアカラへ。
空港では雲が目立つ天気でしたが、ほどなくして抜けることができました。
眼下に迫る雲海。
そして日は沈み・・・
おおお。見えますか。左上から右下にかけてもやっとしているものが。手垢ではありません。天の川です。
これが銀河の中心。聞こえますか。宇宙人さん。
この日は細い月が出ていたので最高の観測日和とは言えなかったものの、素人が驚くには充分な星の量。
流れ星も見られて、総じて夏の楽しい思い出となったのでした。
ありがとうハワイ。仕事がんばります。