今、意識の高い大人の女性たちの間で、歯の矯正を始める人が増えています。
でも、かねてから私は歯の矯正に疑問をもっていました。
東京の街を見渡すと、歯科矯正の看板があちこちに目につきます。でも、どのクリニックにかかればきちんとした治療をしてもらえるのか、皆目検討がつきません。
特に、歯科矯正は、健康保険が使えない自費診療の分野。費用も高いし、期間も長くかかる。下手な矯正医にかかったら、お金も時間もムダになります。
それだけではありません。間違った矯正をされて歯を失ったり、かみ合わせが悪くなったり…。取り返しがつかないことになる可能性さえあるのです。
「歯科矯正の看板をあげているクリニックだったら安心なのでは?」と思っていませんか。私もそうでした。ところが、違ったのです。
今、日本では歯科医師なら、だれでも歯科矯正の看板があげられるシステムになっています。専門的な歯科矯正の勉強や修行をせずにです。
そして、“矯正認定医”というのも、あまりあてになりません。選ぶなら、“矯正専門医”なのですが、現在、3つの学会があり厳正な審査基準をもって認定していない学会もあるからです。
そこで、“本物の矯正”を求めてあちこち探しました。
そして、巡り合ったのが与五沢文夫(よごさわふみお)先生です。
歯科矯正だけしか行わない矯正専門の歯科医師です。
東京・表参道で「よごさわ歯科矯正」というクリニックを開いています。
与五沢先生は、アメリカで修行をし、日本人の骨格、顔立ちに合った歯科矯正をつくり上げた35年以上のキャリアと1万ケース以上の治療経験をもつ草分け的存在。
怖いNG矯正はどんなもので、どんな矯正がキレイな歯並び、噛み合わせと美しい口元や横顔をつくるのか、知りたいと思いませんか?
与五沢先生を取材して、虫歯、歯周病の治療はもちろん、抜歯もしないのが矯正専門の歯科医師なのだということを知りました。
診察室には、虫歯治療はしないので歯を削る医療機器などはありません。これが歯科矯正専門のクリニックの診療室です。
クリニックのスタッフは、歯並びが整った美しい有能な女性たちです。
私の友人は、2年以上通った矯正歯科医を変えました。
膨大なお金と2年間という時間をかけたのに、いつまでたっても治療が終わらないばかりか、最初は歯を広げていたのに、方針転換で今度は歯を縮めるなど、信頼できなくなったからです。
セカンドオピニオンを受けた結果、賢い彼女は思い切って、2年間の治療に終止符を打ち、一から与五沢先生のところで矯正をやり直しました。
ほかにも、間違った歯科矯正治療でつらい思いをしている女性からの相談が後を絶ちません。
そんなことから、“本物の歯科矯正”と“後悔したNG歯科矯正”の違いをケースごとに紹介して、後悔しない歯科矯正を受けるためのポイントをまとめた本を書きました。
それが『後悔しない歯科矯正』です。
与五沢先生以外にも「一般社団法人 日本歯科矯正専門医学会(JSO)」http://www.jso.or.jp/では、全国の信頼できる歯科矯正の専門医のリストを公表しています。
JSOは、100症例の治療実績を提出し、厳しい審査をクリアしないと認定されない「矯正専門医」を輩出している信頼できる歯科医師の団体です。