私たち、更年期世代になると、婦人科系の病気のリスクも高まりますね。
子宮頸がんだけでなく、子宮体がんは閉経以降に増えてきます。また、子宮内膜症で卵巣に起こるチョコレートのう胞が卵巣がんとして、がん化するリスクが高まるのも、40代以降です。
そのほか更年期障害やそれに伴う不調や病気もありますので、ぜひ定期的に通える婦人科のホームドクターを持っておくことをお勧めします。
ホームドクターをまだお持ちでない方は、ぜひ作っておくといいと思います。
どういうドクターを選んだらいいの? という御質問が私のもとにたくさん寄せられますが、私は、「女性外来」や「女性医療」に対して理解があって、「女性ホルモン」に対する知識が豊富なドクターから選ぶことをおすすめしています。
「女性外来」「女性医療」というと、女性医師がいいと誤解される方もいらっしゃるのですが、ここでいう女性外来、女性医療とは、私たち女性を総合的に診て診療してくれる医師という意味ですので、女性医師に限っていません。男性医師でもこのような視点をもって対応してくださる医師はいます。
今回は、私の信頼する婦人科の男性医師をおふたり御紹介します。
小林秀文先生。四谷レディスクリニックの院長。
女性ホルモンに詳しく、更年期の症状を丁寧に診てくださいます。その優しさからか、敷居が高くて婦人科を受診しづらい若い世代の女性たちもたくさん受診しています。
入江琢也先生。渋谷文化村通りクリニックの院長。
女性ホルモンのスペシャリストとして、思春期から更年期以降まで診てくれます。“女性の心を理解し同じ視点に立って”を重視してくださる医師です。
もし、先生を受診されるときは、「増田美加のクロワッサン倶楽部を見て」とおっしゃっていただいてもかまいません。
婦人科医師、これからの健康人生にとって大事な存在です。ぜひご自分が信頼できる医師を見つけてください。
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