1970年代サンローランのチェックブラウス ¥
84,000、カールラガーフェルドのパテントベルト ¥39,000*共にヴィンテージ(エヴァ)/コーデュロイのワンピース ¥33,600(ピーター イエンセン | Diptrics)/イヤリング ¥
2,100(チープ マンデイ | k3 OFFICE)/バッグ H17×W18×D9cm ¥52,500(マリア ボニータ エクストラ | クライ.)/ピアス、ネックレス、ヘアアクセ*モデル私物
ポップなポイントを
自由気ままにコーディネート
ファッションに合わせてメイクも変えるという中田さん。赤リップを使ってみたり、下睫毛にピンクのマスカラを入れてみたり。
「そのときどきでピンときたものを選ぶポップなセンスが、僕の今の気分にリンク。昼間出会って話をしたときの印象から、夜、とびきりおしゃれしたらどんな感じだろう? そんな想像が膨らみ、街のネオンのような色使いが浮かびました」(UDAさん)
初めに決めたのは、ターコイズのアイライン(2)。目の際に沿わせて美しく引くのではなく、1本ずどんと入れて、描き方もラフに。彼女のピンクマスカラをヒントに、下まぶたには、パープルピンクのアイシャドウ(1)を。目尻から入れるとクラシックになるところを、目頭から塗って色の存在感を出した。
さらにハーフのアイラッシュ(3)を加えてアイメイクが完成。赤い口紅は(5)は、いつも自分で塗るように、中田さんに指でつけてもらい、
「最後にリップライナーで、僕が縁取りを。アイメイクが強いので、輪郭をはっきりさせて合わせました」(UDAさん)
ちなみに、ベースメイクは、主張の強い色合わせが生きるようニュートラルに。化粧水で丁寧にパッティングしてうるおった質感に整えて、素肌感の残るファンデーション(4)のみでムラなく仕上げた。
大学で演劇を勉強しているという中田さん、
「どこかクールでアンニュイな表情が似合いそう」と、そんな女性になったつもりで、カメラの前に立った。
気に入ったらとにかくトライを
カラーをあれもこれも欲張ると収拾つかない気がするけれど、
「そのミックス感がかわいいんです。ただ今回は、アイメイクに合わせて口紅でリップラインを描いたように、色のテンションを同じにする工夫をしています。いいなと思ったらまずは素直に取り入れて、ルーティンなメイクを変えてみてください」(UDAさん)
「リボンを
ポイントにした
黒髪のロングヘアが
70 ’sな雰囲気。
そこに、
赤のリップの
ミニマムメイク
を合わせる
おしゃれな
バランス感覚
に惹かれました」
─UDAさん
メイクアップ: UDAさん
本誌ファッションページをはじめ、広告やショーなどでも活躍するメイクアップアーティスト。女優やアーティストはもちろん、クリエイターからのご指名も多い。外資コスメブランド所属時代から、これまでメイクした女性は3万人以上。その人をフレッシュに輝かせるセンス&テクニックに定評あり。
Photography&Edit:Shunya Arai&Geiko
JASRAC許諾番号:9012920001Y45038