前回は、メンタルの話。減点法より、加点法の方が辛くない、というお話でしたね。
気持ち的には、何とか42.195kmをクリアできそうですが、でも現実問題、近い距離ではない……。
東京から東海道本線に乗ったら、戸塚と大船の間くらい。新宿から中央本線に乗ったら、高尾くらい。大阪からなら、須磨のちょい先か、京都あたり。
世界最速のランナーでさえ、2時間強。練習を積んでいる先輩ランナーでも4~5時間。テレビ中継で観たボロボロのゴール、明日は我が身かも……。
なので、走っている最中のペースコントロール、体調のセルフモニタリングは、慎重に慎重を重ねるべきです。
初めての長距離ラン、体調不良や練習量が足りないなら、無理は禁物。
友だちの速いペースに合わせてバテたり、無理なタイム設定で走るのも、賢いランナーとは呼べません。
補給食、給水も、早め早めにクリアしておきたいところです。
なお、距離の感覚をカラダで感じておくコトは、長距離を走る際、必ず役に立ちます。コースをクルマで試走してみたり、普段から距離の感覚を養っておくなど、備えあれば憂いなしですよ!
(次号に続く)
※次回は、「トイレの話」です!
このコーナーを応援するのはtokyogirlsrun.com/TOKYO GIRLS RUN (TGR)は、「東京ガールズコレクション」出演モデルをメンバーに迎えた、女性のランニングカルチャーをリードするランニングチームです。