この冬はめっきり、ビールを飲まなかった。
いつでも、どんな季節でも「まずはビール!」だったのに、どうも体が欲しがらない。
体が欲しがらないものは、飲んでも楽しめない。そこで代役を見事に果たしてくれたのが「ホットワイン」。メニューに載っていないお店でも、頼むとだいたい作ってくれるし、お店ごとにスパイスの効かせ方が違っていて、その味わいを楽しむのも面白い。
なんといっても、ホットワインを飲むと体が芯からポカポカとあったまるので、冷えが気になる年頃にも安心なのだ。
いくつか飲んだ中で、気に入ったのは柑橘系の効いたもの。
そこで家でも作ってみようと、使ってみたのが「みかんの皮」。
乾燥したみかんの皮は、「陳皮(ちんぴ)」といって、漢方薬でも使われている。このみかんの皮には、発ガン抑制作用や血流改善作用などの働きがあるヘスペリジンが含まれているという。
さらに、レモンとジャム、はちみつ、シナモン、グルーブ、ナツメグを入れて弱火でコトコト5分程度。アルコール分を減らしたいときはさらに火にかけておくと、マイルドな飲み心地でお休み前のリラックスドリンクとしてもおすすめだ。
ホットワインの材料。
ご存知赤ワインのポリフェノールは抗酸化作用があるし、殺菌作用のあるハチミツには風邪予防にもいい。シナモンには血糖値を下げる作用、レモンはビタミンCが含まれ、グローブには胃腸の消化機能を促進する作用、ナツメグには体を温める作用がある。
これはもうビールには戻れないかも!?