ダイエットを始めて2ヵ月ほど経ったとき、出会ったのが伊達先生だった。
それまでの2ヵ月、ワタシは脳内ダイエット博士の知識を駆使して、
・一日三食ちゃんと食べる
・ 油と砂糖は控える
・ 夜は9時までに食事を済ませる
そんな生活をしていた。
自分でもこれはなかなか自制できていてイイゾと思っていた。
ところが、伊達先生はワタシの食事日記を見て
「お肉少ないわねぇ、これ、夜の食事は一人でしてるの? ねぇ、我慢してない?」
そう言ったのだ。
え、ワタシ我慢してたのか!? 言われてみて気がついた。
確かにワタシは肉大好きの肉星人なのに、食べていない。
夜も本当は夫と一緒にご飯を食べたいのに一人で食べている。
が、我慢だ……これじゃ前回の二の舞じゃないか!
我慢は長くは続かないのだ。そこに再び伊達先生が、
「お肉を食べましょう! せっかく好きなんだもの。
毎日手のひら一枚分。夜もご主人と一緒に食べましょう!」
ハ、肉食べていいんですかー!?
深夜に帰ってくる夫と一緒に食べてだいじょうぶなんですかー!?
まさに目からウロコの瞬間だった。