食事と入念なウォームアップが必要です。がしかし……。
U_U 様
さて、まずはいわゆるこむらがえり、筋痙攣(有痛性痙攣)の原因として考えられているのは…
①体内のミネラル(特にカリウム)の不足
②冷え(特に局所のの冷え)
③心理的不安、緊張
④筋肉の疲労
などです。
したがって、この原因に当てはまっているようであれば、それぞれに応じた対応が必要となります。まず、有酸素運動では発汗により、一般の方よりもミネラルの喪失量が多くなります。
お食事はお弁当類が多いようですが、比較的バランスの良いお弁当でも、ミネラルの宝庫である野菜と果物は不足しがちです。直接摂ることが難しければ、一日一本、野菜+果汁のミックスジュースを摂ることをお勧めします。1時間以上の運動を行う場合は、スポーツドリンクを摂りましょう。
運動中に痙攣するのであれば、もう少し入念にウォームアップを行いましょう。特に痙攣する部位は、事前に使い捨てカイロなどを貼っておくと良いです。就寝中に痙攣するのであれば、その部位を保温性があり、締め付けのないサポーターを着用してみてください。
運動に対して緊張、不安があるようであれば、楽しめる程度の時間や強度、回数(頻度)に留めることも必要です。これは過度な疲労を起こさないためにも大切なことです。
また、2年で急に筋肉の柔軟性が失われたということですが、その2年に運動量が急激に落ちたのであれば、自然なことですが、正しい方法(ターザン本誌をご参照ください)でストレッチを行っているのに、急激に筋肉の柔軟性が失われている、という場合、一度専門医にご相談ください。
相談者DATA
名前:U_U
年齢:40歳
性別:男性
身長:168 cm
体重:61 kg
BMI:21.61
職業: 会社員
スポーツ、身体活動:
中学:バスケットボール
大学:合気道
現在:スキューバダイビング、スノーボード、マラソン
既往歴:椎間板ヘルニア
健康状態:足の筋肉が全般的につりやすい
平均食事回数と量:
朝:パンとココアとプロテイン
昼:会社の弁当
夜:平日は弁当、週末は居酒屋
間食(補食):特になし
平均睡眠時間:5~8時間