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MISSION 19: おしゃれ映画のワンシーン。苦手を厭わずアイメイクに挑戦すれば、スクリーンの世界だって攻略できる!

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リーバイス70’sデニムトレンチ ¥68,250(ライラヴィンテージコレクション)

Photo: Daizo Kawaguchi Text: Ryoko Kobayashi


気分はレディライクな映画のヒロイン

仕事中のちょっとした空き時間を利用してこの春話題になった写真展を訪れていた坂井さん。その日の赤い口紅にトレンチ&ベレー帽、グレーのカラータイツという出で立ちからUDAさんがパッとひらめいたのは、フレンチシックな映画の一場面。

「そこにメイクでフェティッシュさを入れると、もともとのコケティッシュな表情に、ドラマチックなムードが出てくると考えました」(UDAさん)

比重を置いたのはアイメイク。黒のアイライナーペンシル(3)で、目頭から目尻を少しはみだすところまでストレートに長く引き、太さも二重幅いっぱいに。そのアイラインに沿ってブルーのアイシャドウ(4)を重ね、ノーブルなニュアンスを。マスカラ(5)はたっぷり。特に下睫毛はしっかり塗り、アイゾーンをさらにボリュームアップした。

「クリーム&パウダーで、濃く描いたアイブロウ(1)も目を強調する要素。目元を意図的に強めることで、キャリアをもつ女性らしいクールさも感じさせることができます」(UDAさん)

思いっきりクラシックにするなら、ベースはパウダリーなテクスチャーもいいけれど、今回は素肌に近い質感に整えて都会的に。リップメイクは、落ち着いたトーンのオレンジをチョイス。リップペンシル(2)で塗りつぶし、上からオレンジのパウダーをかけてマットにつくり、レトロに仕上げた。

「いつもは赤ばかりで、自分では想像もしなかった色だけど、これは使える!」と、坂井さんも新しい発見があったよう。

苦手に勝てば、新境地が見えてくる!

目がぱっちり大きい坂井さんのような人の場合、必要以上に派手になりそうという理由で、プレーンにしてしまうことも多い。

「そのほうが、バランスが取りやすいのは確か。でも、果敢にチャレンジすれば、ほかの人にはできないキャラクターの立ったメイクになる可能性があることも知っておいてほしいですね」(UDAさん)


今月のミューズが生まれるまで

坂井彩子さん(アパレルメーカー勤務)

2012.4.13 at Omotesando
(Photo: UDA)

出逢いは、表参道で
開催されていた写真展。

「彼女独特の〝華〟に
思わず振り返った。
ファッションもメイクも
洗練されていて繊細。

小さな顔に
大きな瞳。
まるで猫みたいな
コケティッシュなムードが
目に焼き付きました」

─UDAさん



メイクアップ: UDAさん

メイクアップアーティスト。本誌ファッション・メイクページをはじめ、広告やショーなど幅広いジャンルで活躍。外資コスメブランド所属当時から、メイクした人数は3万人以上! 時代の空気を敏感にキャッチする嗅覚と、その人を輝かせるセンス&テクニックで、業界でも一目を置かれる存在。

ベースメイクでは、血色ニュアンスを出してきちんとつくりつつも、リアルな素肌の質感を再現。

たっぷりボリューム感を出した睫毛は、カールが落ちないよう、ホットビューラーでしっかりホールド。


 


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