1916(大正5)年に49歳で没した明治の大作家・夏目漱石は、大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学びました。俳号の「愚陀佛」は、いかにも彼らしいユーモア。亡くなるこの年、弟子である芥川龍之介宛の書簡に添えられた< 秋立つや一巻の書の読み残し>は、次世代へ後事を託す句とも読めます。
↧
1916(大正5)年に49歳で没した明治の大作家・夏目漱石は、大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学びました。俳号の「愚陀佛」は、いかにも彼らしいユーモア。亡くなるこの年、弟子である芥川龍之介宛の書簡に添えられた< 秋立つや一巻の書の読み残し>は、次世代へ後事を託す句とも読めます。